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カンボジア採用ガイド | 現地人材の採用方法や人材紹介会社を解説!
2026年10月11日

カンボジア進出や事業拡大に向けて、現地人材の採用に取り組むなかで、「求める人材がなかなか見つからない」「採用後の定着率を高めたい」などの課題を感じている企業担当者も多いのではないでしょうか。
カンボジアで現地人材を採用する際は、採用手法や人材の特徴、労務に関するルールなどを理解したうえで、現地の事情に合わせた対応が必要になります。
この記事では、カンボジア進出支援を行うリアグローバルが、カンボジアで現地人材を採用する方法や、採用を成功させるためのポイントについてわかりやすく紹介します。
カンボジアで現地人材を採用する方法
カンボジアで現地人材を採用する方法には、求人サイトへの掲載や人材紹介会社の利用、SNS・リファラル採用の活用などがあります。
採用したい職種や人材に求めるスキルによって適した採用方法は異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで、自社に合った方法を選ぶことが大切です。
ここでは、カンボジアで現地人材を採用する主な方法を紹介します。
求人サイトを利用する
カンボジアで現地人材を採用する方法として、現地向けの求人サイトを利用する方法があります。求人サイトに募集情報を掲載することで、幅広い求職者に求人情報を届けられる点がメリットです。
日本におけるIndeedやマイナビのように、カンボジアでもいくつかの求人サイトが使われています。現地人材の採用では、CamHR、BongThom、Khmer24 Jobsなどの求人サイトが利用されています。また、日本人採用や日本語対応人材の採用では、海外求人サイトや人材紹介会社を活用するケースもあります。
事務職や営業職、接客・販売職など、比較的応募者を集めやすい職種では、求人サイトに掲載する方法がおすすめです。
現地の人材紹介会社を利用する
管理職や専門職、日本語・英語ができる人材など、条件に合う人材を自社だけで探すのが難しい場合は、人材紹介会社を活用する方法がおすすめです。
人材紹介会社は、独自のルートで候補者を確保しており、企業の採用条件に合う人材を紹介してくれます。
初めてカンボジアで採用活動を行う企業でも、募集条件や給与水準を相談しながら整理できるため、利用しやすい点が特徴です。
SNSやリファラル採用を活用する
すでに現地でのネットワークが築けている場合は、SNSやリファラル採用を活用する方法もおすすめです。
上手に運用するには、SNSや自社ウェブサイトで会社の魅力を発信するような採用広報やリファラル採用制度の整備などが重要になります。
特に、信頼できる人からの紹介であれば、候補者の人柄やスキルを事前に把握しやすく、採用後のミスマッチを減らしやすい点がメリットです。
カンボジアで採用できる人材の特徴
カンボジアで現地人材を採用する際は、採用できる人材の特徴を理解しておくことが大切です。若い労働力が多い一方で、職種やスキル、語学力によって採用難易度は異なります。
ここでは、カンボジアで採用できる人材の特徴について紹介します。
若い労働力が多い
カンボジアは比較的若い人口構成を持つ国であり、労働市場には若年層の人材が多いことが特徴です。
新しい業務を覚える意欲のある人材も多いため、長期的な戦力として育成しやすいでしょう。
一方で、実務経験や専門スキルが不足しているケースもあるため、採用後の研修や育成など、教育体制を整えておくことが必要です。
参考:日本経済新聞ー38年ぶり首相交代のカンボジア 平均年齢は日本の半分
日本語・英語人材は限られる
カンボジアでは、日本語や英語に対応できる人材もいますが、十分な語学力を持つ人材は限られます。特に、日本語での顧客対応や通訳、日系企業とのやり取りを任せられる人材は、一般職と比べて採用難易度が高くなります。
そのため、語学力が必要なポジションでは、現地のカンボジア人だけでなく、日本人の現地採用も選択肢にいれて採用活動を進めるのがおすすめです。採用が難航する場合は、人材紹介会社の活用も検討しましょう。
カンボジア人の英語力についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
カンボジアで英語は通じる?カンボジア人の英語力や公用語を解説!
管理職・専門職は採用難易度が上がる
カンボジアでは、歴史的背景から経験豊富な人材層が限られている分野もあり、特に管理職や高度な専門スキルを持つ人材の採用は難しい場合があります。
特に、マネジメント経験がある人材や、会計・法務・IT・エンジニアなどの専門スキルを持つ人材は、一般職と比べて候補者が限られます。
そのため、管理職や専門職を採用する場合は、給与水準や業務内容、求めるスキルを明確にしたうえで、採用活動を進めることが大切です。
カンボジア人の国民性など特徴はこちらの記事で詳しく紹介しています。
カンボジア人の特徴とは?性格・国民性・男女別の傾向をわかりやすく解説!
カンボジアで人材採用する際に知っておきたい労務ルール

カンボジアで現地人材を採用する際は、採用手法だけでなく、労務に関する基本的なルールも理解しておく必要があります。
ここでは、雇用契約や試用期間、労働時間、最低就労年齢など知っておきたい主な労務ルールについて紹介します。
採用時は差別禁止に注意する
カンボジアでも、採用や雇用条件については労働法に基づいた対応が必要です。求人条件や面接時の確認事項は、職務内容や必要なスキルを基準に設定しましょう。
また、同じ技能や生産性を持つ労働者に対しては、同等の賃金を支払うことが求められます。求人票や面接基準を作成する際は、職務に必要なスキルや経験をもとに条件を整理しておきましょう。
雇用契約と試用期間のルールを確認する
カンボジアで従業員を雇用する場合は、固定期間契約または無期限契約のいずれかで雇用契約を結びます。固定期間契約は書面で作成する必要があり、2年までの上限があります。
また、労働法において試用期間は、一般労働者は最長3か月、専門職は最長2か月、非熟練労働者は最長1か月までと規定されています。
契約書には、給与や福利厚生、解雇条件、退職金の支払いなど、重要な雇用条件を明記しておくことが大切です。
労働時間や最低就労年齢を確認する
カンボジアで人材を採用する際は、労働時間や最低就労年齢についても確認が必要です。通常の労働時間は週48時間が上限とされており、勤務日数や残業の扱いにも注意しなければなりません。
また、賃金雇用の最低年齢は15歳とされています。ただし、健康や安全、道徳に影響を与える可能性がある業務では、18歳以上でなければ就労できない場合があります。
業界や職種によっては、団体交渉協約や労働組合に関するルールが関係する場合もあるため、現地の制度を確認しながら採用活動を進めましょう。
カンボジアで利用されている人材紹介会社
自社だけでは見つけにくい候補者にアプローチしたい場合や、募集条件や給与水準について相談しながら採用を進めたい場合は、人材紹介会社の活用がおすすめです。
ここでは、現地人材の採用を検討する企業向けに、カンボジアで利用されている人材紹介会社を紹介します。
CDL(クリエイティブ ダイアモンド リンクス)
CDL(クリエイティブ ダイアモンド リンクス)は、カンボジアで人材紹介や人材派遣などを行う人材紹介会社です。日系企業や外資系企業向けに、カンボジア人材や日本人材などの紹介に対応しています。
登録者数は2万人以上とされており、カンボジア国内でも規模の大きい人材紹介会社の一つです。特に、スタッフ層からミドルマネジメント層、20代〜30代前半の人材紹介を得意としています。
CamupJob(カムアップジョブ)
CamupJob(カムアップジョブ)は、カンボジアで人材紹介や採用支援を行う人材紹介会社です。カンボジア国内で約10年の実績があり、のべ6万5,000人以上の求職者、1,100社以上の企業に利用されています。
幅広い職種の求人に対応しており、企業の採用条件や求職者の希望に合わせたマッチングを行っている点も特徴です。求人ノウハウを活かしながら、企業ごとの採用課題に合わせて人材紹介を行っているため、カンボジアで現地人材を採用したい企業にとって相談しやすい会社といえるでしょう。
カンボジアで採用を成功させるポイント
カンボジアで人材採用を進める際は、求人を出すだけでなく、現地の採用市場や人材の特徴に合わせて準備を進めることが大切です。
ここでは、カンボジアで採用を成功させるために押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
給与相場を把握する
カンボジアで採用活動を行う際は、職種や求めるスキルに応じた給与相場を把握しておくことが大切です。給与水準が現地の相場と合っていない場合、応募が集まりにくくなったり、採用後の離職につながったりする可能性があります。
カンボジアにおける給与水準の目安は以下の通りです。
※以下はカンボジア人現地スタッフの一般的な給与水準の目安です。日本語対応人材、管理職、専門職などは経験やスキルによって大きく異なります。
| 役職 | 月給の目安 | 日本円の目安 | 主な職種・役割 |
| 工場労働者 | 210〜250USD | 約3万〜4万円 | 製造ライン、軽作業など |
| 事務職・一般スタッフ | 300〜400USD | 約4.5万〜6万円 | 事務、接客、営業補助、カスタマー対応など |
| 中間管理職 | 500〜800USD | 約7.5万〜12万円 | チームリーダー、現場管理など |
| 管理職 | 800〜1,500USD | 約12万〜22万円 | 部門長、拠点管理など |
| 経営層 | 2,000USD以上 | 約30万円〜 | CXO、現地法人代表、事業責任者など |
※日本円の目安は1ドル=150円で換算
給与相場は職種や経験、語学力によって変わるため、表の金額はあくまで目安として確認しておきましょう。特に、管理職や専門職、日本語・英語を使うポジションでは、求める条件に見合った給与設定が必要です。
採用条件を明確にする
カンボジアで採用を進める際は、採用したい職種や業務内容、必要なスキルを明確にしておくことが大切です。条件があいまいなまま採用活動を始めると、思ったような人材が集まらなかったり、採用後のミスマッチが発生したりする可能性があります。
特に、語学力や実務経験、マネジメント経験などを求める場合は、どの程度のレベルが必要なのかを具体的に整理しておきましょう。
採用条件を明確にすることで、求人票の内容を具体化しやすくなり、自社に合った人材を見極めやすくなります。
現地事情に詳しい支援会社へ相談する
カンボジアでの採用活動では、求人の出し方や給与水準、候補者の探し方など、日本とは異なる点もあります。そのため、初めてカンボジアで採用を行う場合は、現地事情に詳しい支援会社へ相談する方法もあります。
現地の採用市場や労務ルールに詳しい支援会社へ相談することで、自社に合った採用方法を整理しやすくなります。
採用だけでなく、法人設立や市場調査、販路開拓なども含めて事業展開を進める場合は、進出支援に対応している会社へ相談するのがおすすめです。
カンボジア進出支援ならリアグローバル

カンボジアで採用や事業展開を進める際は、現地の市場環境や法制度、商習慣などを理解したうえで、自社に合った進め方を検討することが大切です。特に、海外進出や現地法人の設立、人材採用などは、日本とは異なる制度や実務への対応が求められます。
リアグローバルは、カンボジアに特化した海外進出支援会社として、これまで多くの日本企業の進出や現地での事業運営をサポートしてきました。また、自社でもカンボジアで法人運営を行ってきた経験をもとに、現地で得た知見や実務に役立つ情報を発信しています。
本サイトでは、法人設立、人材採用、会計・税務、ビザ・労務、不動産、市場調査など、カンボジアでのビジネスに役立つ情報を幅広く掲載しています。カンボジアへの進出を検討されている方や、現地の制度・ビジネス環境について情報収集をされている方は、ぜひ他の記事もあわせてご覧ください。
まとめ
本記事では、カンボジアで現地人材を採用する方法や、人材の特徴、採用時に知っておきたい労務ルールについて解説しました。
カンボジアでは、求人サイトや人材紹介会社、SNS・リファラル採用などを活用して人材を採用できます。一方で、語学力のある人材や管理職・専門職は候補者が限られるため、給与相場や採用条件を整理したうえで採用活動を進めることが大切です。
また、カンボジアで人材を採用する際は、雇用契約や試用期間、労働時間など、日本とは異なる労務ルールにも注意が必要です。現地事情を理解しながら、自社に合った採用方法を検討しましょう。

