LIA JC GLOBAL

ブログ

海外進出支援のコンサルティング企業・行政機関10選 | 海外展開のプロを紹介!

2025年7月1日

オフィス街

日本企業の海外進出や海外企業の日本進出など、グローバル化の動きが加速しています。海外進出では、失敗してしまう例も多く、自社にノウハウがない場合は海外進出の専門家に依頼するのも1つの手です。

一方で、「どこのコンサルがいいの?」「無償で受けられる支援サービスはないのか?」など疑問に感じる方も多いはず。

今回は、海外進出に強いおすすめのコンサルティング会社や行政機関について紹介します。自社に合った支援機関の選び方についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

海外進出支援が受けられる行政機関・非営利法人5選

海外進出支援が受けられる行政機関・非営利法人

まずは、海外進出支援が受けられる行政機関や非営利法人を5つ紹介します。中には無償で、海外進出に必要な情報収集や相談ができる制度もあるので、上手く活用しましょう。

JETRO(ジェトロ)

JETRO(ジェトロ)とは、日本の輸出入の振興を目的として設立された独立行政法人です。海外には70を超える拠点があり、現地の市場情報やネットワークの提供を行っています。

JETROで、受けられる主なサービスは以下の通りです。

・日本の農林水産物/食品輸出支援
・見本市/展示会/商談会の企画開催
・海外ミニ調査サービス
・海外ブリーフィングサービス
・中堅/中小企業輸出支援エコシステム形成事業費補助金 など

特に、無料で専門アドバイザーから情報提供を受けられる「海外ブリーフィングサービス」やジェトロ・メンバーズが一部無料で受けられる「海外ミニ調査サービス」などが人気があります。

JETROでは、海外進出に使える補助金制度も提供しています。中小企業が利用できる補助金・助成金制度はこちらで詳しく紹介しているので、参考にしてください。

【2025年最新】海外進出を支援する補助金・助成金ガイド | 一覧やおすすめを紹介!

参考:ジェトロ(日本貿易振興機構)

中小企業庁

中小企業庁は、現在事業を行っている中小企業やこれから事業を起こす予定の方に対して様々な支援を行っている行政機関です。経済産業省の下部組織となっています。

中小企業庁では、海外進出の実務支援は行っていませんが、海外展開に必要な各種支援施策や制度情報等を発信しています。

中小企業庁で、受けられる主なサービスは以下の通りです。

・海外展開に関するセミナー
・APEC中小企業大臣会合

無料で受けられるセミナーも多く、普段から中小企業庁を利用する機会が多い人は、自社に合ったセミナーやサービスがないか調べてみるのがおすすめです。

参考:中小企業庁 海外販路開拓支援

東京都産業労働局

東京都産業労働局は、東京都の中小企業や、起業を目指す方への支援、貸金業の指導・監督を行っている行政機関です。海外進出に利用できる独自の融資制度があるので、資金調達に課題を抱える企業におすすめです。

東京都産業労働局で、受けられる主なサービスは以下の通りです。

・東京都中小企業制度融資(海外展開支援)

東京都中小企業制度融資は、海外販路開拓など幅広い資金需要に対応しています。また、ジェトロと連携した制度なので、ジェトロで受けた支援経費の100万円分(累計1企業当たり)が原則無料になります。

参考:東京都産業労働局 海外展開支援

日本商工会議所

日本商工会議所は、商工業者のためのサービス機関で全国に500以上の拠点があり、100万人以上の会員がいます。日本商工会議所では、経営戦略の立案や資金調達、創業支援、営業・販路開拓、事業継承など様々な課題を相談することができ、海外進出についても例外ではありません。

日本商工会議所で、受けられる主なサービスは以下の通りです。

・海外展開イニシアティブ
・国内海外展開支援施策情報の整理

日本商工会議所の「海外展開支援施策一覧」では、各支援機関等の海外展開支援施策がフェーズごとにまとめられています。まずは、情報収集に取り組みたいという企業や商工会員は利用を検討してみましょう。

参考:日本商工会議所 海外展開イニシアティブに基づく情報提供

Glocal Solutions Japan

Glocal Solutions Japanは、ローカルな事業のグローバルな展開を支援する一般社団法人です。日本企業の海外進出だけでなく、海外企業の日本進出にも対応しています。

Glocal Solutions Japanで、受けられる主なサービスは以下の通りです。

・海外代理店・販売店開拓サービス
・海外営業代行支援サービス
・海外市場調査支援サービス
・グローバル人材研修サービス

各民間企業の専門家が多数在籍しており、充実した実務サポートが受けられます。実務のアウトソースを検討している企業におすすめです。

参考:一般社団法人Glocal Solutions Japan

海外進出支援に強いコンサルティング会社5選

海外進出支援に強いコンサルティング会社

高い専門性や寄り添った実務支援を求める場合は、コンサルティング会社を利用するのがおすすめです。コンサルティング会社ごとに得意としている領域や専門としている分野が異なるので、自社に合った会社を選びましょう。

AXIA Marketing株式会社

AXIA Marketing株式会社(アクシアマーケティング)は、市場調査やマーケティングリサーチを専門とするコンサルティング会社です。特に海外市場に強く、北米や中東、オセアニア市場など幅広いエリアに対応しています。

データ分析の専門性や緊急性の高い依頼に対応できるサポート体制が高く評価されています。市場状況の可視化だけでなく、アライアンス支援や進出後のブランド戦略など海外市場参入のための総合的なコンサルティングを提供しています。

海外での市場調査やマーケティングに課題を感じる企業におすすめです。

海外進出PRO(株式会社黎明コンサルティング・グループ)

海外進出PROは、株式会社黎明コンサルティング・グループが提供する海外進出を検討する企業向けのコンサルティングサービスです。特に、アジア地域を得意としており、2,000件を超える支援実績があります。

株式会社黎明コンサルティング・グループは、日本貿易振興機構(JETRO)に加盟しており、そのネットワークを活用した実務支援が特徴です。

海外進出のコンサルティングは、業種ごとにプランがわかれており、150業種900テーマ400名の専門家から支援チームが編成されています。

市場調査や現地法人設立、販路開拓など幅広い実務のアウトソースを検討している企業におすすめです。

テクノポート株式会社

テクノポート株式会社は、製造業に特化したWebマーケティングの会社です。日本の製造業の海外進出支援も行っています。

テクノポート株式会社は、グローバル向けのウェブサイトの制作、技術ライティングなどを得意としています。

日本と海外では好まれるサイト構成やコンテンツが異なります。海外進出に向けてウェブサイトの整備を検討している場合は専門家に依頼するのがおすすめです。

海外進出アドバイザーズ(株式会社フォーバル)

海外進出アドバイザーズは、株式会社フォーバルが提供する海外進出を検討する企業向けのコンサルティングサービスです。ベトナム、インドネシア、カンボジア、ミャンマーの4カ国に拠点があり、東南アジアを得意としています。

「海外進出検討の段階」「開業予定の段階」「すでに開業中」の3つのフェーズに合わせた各種サービスを提供しています。現地パートナー紹介やレンタル工場提供など幅広いサービスの中から自社に合った実務支援を受けられます。

東南アジアでの海外進出を検討している企業におすすめです。

リアグローバル

リアグローバルは、日本企業のカンボジア進出支援に特化したコンサルティングサービスです。高い経済成長率や安い人件費、日本企業にとって有利な税制度などから「今」カンボジア進出が注目されています。

リアグローバルは、カンボジアの現地に根付いた支援サービスを提供しており、「会社設立手続き代行」「市場リサーチ」「現地パートナー紹介」など幅広いサービスの中から自社に合った実務支援を受けられます。

国によって法制度や商習慣などが異なるので、現地に根付いたコンサルティング会社に依頼するのがおすすめです。

海外進出支援コンサルの選び方のポイント

海外進出支援を提供している会社は多く、何を基準に選んだら良いかわからないと感じる人もいるでしょう。コストや時間を無駄にしないためにも、失敗しない支援会社の選び方のポイントを2つ紹介します。

進出予定の国の調査が得意な会社を選ぶ

海外進出支援コンサルを選ぶにあたって重要なポイントは「進出予定国でのサポート実績があるか」です。支援実績が1,000件を超えるような大手コンサル会社であっても、実績が多い国とそうでない国があるので確認が必要です。

国によって言語や文化、法律などが大きく異なるため、進出予定国でのサポート実績が重要になります。実績のあるコンサル会社であれば、現地のビジネス慣習や法制度を熟知しており、企業がつまずきやすいポイントを事前に把握したうえで、的確なアドバイスを提供してくれます。

また、現地にパートナー企業やスタッフを持っているケースも多く、法人設立の手続きから採用、販路開拓までワンストップで対応してもらえる可能性もあります。進出する国での具体的なサポート体制や過去の支援事例を確認することで、自社に合ったコンサル会社かどうかを見極めましょう。

同じ業種の支援実績があるかで選ぶ

自社と同じ業種の支援実績があるかどうかも確認しておきたいポイントです。コンサル会社によっては、幅広い業種に対応している会社や、特定の業種に特化したサービスを提供している会社もあります。

特に業種特有の規制や商習慣がある場合、同じ業種の支援実績があるコンサル会社であれば、より実践的で的確なアドバイスが期待できます。たとえば、飲食業であれば現地の衛生基準や原材料の調達ルート、小売業であれば流通や販売チャネルの違いなど、業種ごとのノウハウが必要です。

過去に自社と同じ業種の海外進出をサポートした実績があれば、現地での成功パターンや注意点も把握しており、初期段階からスムーズな立ち上げが可能になります。コンサル会社を選ぶ際は、業種別の支援事例や成果も確認すると安心です。

まとめ

今回は、海外進出に強いおすすめのコンサルティング会社や行政機関について紹介しました。それぞれの企業や団体によって得意とする国や業種が異なるので、自社に合った支援機関を選ぶようにしましょう。

カンボジア進出を検討されている方は、リアグローバルの無料相談に問い合わせてみるのがおすすめです。「カンボジア進出で何から始めたらいいかわからない」「そもそもカンボジアに進出するかどうかで悩んでいる」など様々な疑問に対し、可能な限り対応させて頂きます。ぜひお気軽にご相談ください。