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カンボジアの主要都市一覧 | 首都と各州の地図や特徴を現地スタッフが解説!
2025年8月5日

カンボジアは、世界遺産アンコールワットを有する観光国として知られる一方、近年は経済成長が著しく、日系企業の海外進出先としても注目を集めています。
そんなカンボジアをより深く理解するには、首都プノンペンをはじめとした各主要都市の特徴を知ることが重要です。カンボジアには首都以外にも魅力的な都市がたくさんあります。
本記事では、現地に精通した「リアグローバル」のスタッフが、カンボジア主要都市の場所や特徴を紹介します。観光を計画中の方も、海外展開を検討中の企業担当者も、ぜひ参考にしてください。
カンボジア全土の地図
まずは、カンボジアの全体像について紹介します。カンボジアは、タイ、ベトナム、ラオスと国境を面しており、地図の左側(西)がタイとの国境、右側(東)がベトナムとの国境、上側(北)がラオスとの国境です。
カンボジアは、24の州と1つの特別市(プノンペン)に分かれており、首都のプノンペンはカンボジアのほぼ中心に位置しています。「州」は日本でいう「都道府県」と同じような意味合いです。州ごとに特徴が異なるので、目的に合わせた都市選びが重要です。
カンボジアの州一覧
カンボジアの24の州と1つの特別市の一覧は以下の通りです。
- プノンペン特別市
- バンテイミエンチェイ州
- バッタンバン州
- コンポンチャム州
- コンポンチュナン州
- コンポンスプー州
- コンポントム州
- カンポット州
- カンダル州
- ココン州
- クラチエ州
- モンドルキリ州
- ウドンミエンチェイ州
- プレアヴィヒア州
- プレイベン州
- ポーサット州
- ラタナキリ州
- シェムリアップ州
- プレアシハヌーク州(シアヌークビル)
- ストゥントレン州
- スバイリエン州
- タケオ州
- トボンクムン州
- パイリン州
- ケップ州
カンボジアの主要都市トップ6
今回は、カンボジアの中でも主要都市と言われる6つの州と特別市を紹介します。どの都市も人口が多く、観光資源も豊富なので、旅行目的、ビジネス目的ともにおすすめのエリアになります。それぞれの都市の特徴を理解して、自分に合った場所を探してみてください。
プノンペン(首都)
カンボジアの首都プノンペンは、人口約213万人を有する、カンボジアで最も活気のあるエリアです。面積は東京23区とほぼ同じ広さの678.46㎢となっています。
メコン川、トンレサップ川、バサック川の3つの川が交わっており、フランス統治時代の美しい街並みが残る一方で、都市開発が進んでおり、高層ビルや商業施設も増えています。日本のイオンモールも進出しており、生活環境にも困りません。
カンボジアのほぼ中心に位置するので、旅の拠点においてもビジネスの拠点においても、まず第一候補となる都市です。
シェムリアップ
シェムリアップは、世界遺産のアンコールワットがある都市です。プノンペンからシェムリアップまではバスで6時間~8時間または飛行機で約45分かかります。プノンペンと同じく、国際空港があるので、アクセス面でも優れています。
アンコールワット以外にも、アプサラダンスやナイトマーケットなどがありカンボジアの中で最も観光資源が豊富なエリアなので、観光目的の方にはぜひ一度訪れて頂きたいです。
人口増加が著しいエリアなので、日本企業の進出先としてもおすすめの都市です。
シアヌークビル
シアヌークビルは、海上貿易拠点のリゾート都市として知られています。プノンペンからシアヌークビルまでは、バスで3時間~5時間または飛行機で約35分かかります。国際空港がありますが、就航している航空会社は限られているので、注意が必要です。
きれいなビーチが広がり、ダイビングスポットや離島へのフェリーも出ているので、観光客からも人気のあるエリアです。
カンボジアの海上輸送のほとんどが、シアヌークビル国際港にて行われており、近くには経済特区もあります。海上輸送が関わるビジネスであれば、進出先の選択肢に入るでしょう。
バッタンバン
バッタンバンは、プノンペンに次ぐカンボジア第二の都市と言われるエリアです。プノンペンからバッタンバンまでは、車で約7時間かかります。国際空港はないので、陸路のみになります。
バッタンバンは、タイの国境に面しており、タイとカンボジアの中心部をつなぐ中継地点になります。他の都市と比べると観光客は少ないものの、芸術の地として有名で食べ物も美味しいので、徐々に観光客も増えてきています。
人口は約15万人で、シェムリアップ、シアヌークビル、バッタンバンがほぼ同じくらいの規模感です。タイでのビジネス展開や連携を視野に入れている企業は、進出先の選択肢に入るでしょう。
カンポット
カンポットは、住みやすい町ナンバー1とも言われるのどかな港町です。プノンペンからカンポットまでは、車で約3時間かかります。国際空港はないので、陸路のみになります。
カンポットは、シアヌークビルとベトナム国境の間に位置しており、胡椒の産地として有名です。カンポットペッパーの歴史は13世紀のアンコール王朝まで遡り、最高品質の胡椒として知られています。
カンポットには国際港もあり、ベトナムからも近いので、ベトナムでのビジネス展開や連携を視野に入れている企業は、進出先の選択肢に入るでしょう。
バンテアイミエンチェイ (ポイペト)
バンテアイミエンチェイは、バッタンバンに隣接するタイ国境の都市です。バンテアイミエンチェイ州の中でもポイペトエリアは近年日本企業の進出先として特に注目されています。
ポイペトは経済特区になっており、タイの首都バンコクまでは車で3時間半の距離なので、タイに拠点を構える企業が生産工程の一部を移管するタイプラスワンの形態で進出している企業が多いです。
税金や人件費などのコストを抑えるためにカンボジア進出を検討している企業が増えています。
参考:カンボジアのポイペト、タイと連携でグローバルサプライチェーン参画
カンボジアに関するよくある質問
カンボジアで有名な場所はどこ?
カンボジアで有名な場所は、世界遺産のアンコールワットを含むアンコール遺跡群と、首都プノンペンです。アンコール遺跡群には、アンコールワット以外にも、バイヨン寺院や象のテラスがあるアンコールトムや天空の城ラピュタのモデルといわれるベンメリア遺跡などがあります。
他にも、ビーチリゾートのシアヌークビルや美しい港町のカンポットなども人気があります。
カンボジアには何州ありますか?
カンボジアはプノンペン都と24の州で構成されています。このような行政体制はフランスの統治時代に整備されたと言われています。各州には「市」や「郡」があり、日本と同じように、選挙で各州や市の知事が選ばれる仕組みです。
カンボジアの国名コードはなぜKH?
ISO3166-1という国際規格で定められたカンボジアの国名コードは「KH」です。カンボジアの英語名は「Cambodia」なので、違和感を覚える人もいるでしょう。
「KH」は、クメール(Khmer)に由来しています。クメール共和国はかつてカンボジアに存在した国家で、クメール人は現在もカンボジア人口の90%を占めるカンボジアの主要民族です。
カンボジア進出支援ならリアグローバル
近年、人件費の安さや高い経済成長率からカンボジアに進出する日本企業が増えています。一方で、他の東南アジアの国々と比べると進出している日系企業はまだ少ないため、市場調査や会社設立のための情報収集に苦戦してしまう企業も少なくありません。
カンボジア進出を検討しているなら、カンボジア進出支援の「リアグローバル」がおすすめです。リアグローバルの強みを3つ紹介します。
現地との強力なネットワーク
リアグローバルは、カンボジア現地に拠点を置き、日本企業の法人設立や事業進出サポートをする会社です。
官公庁・現地企業・弁護士・会計士など現地での強力なネットワークを活かした、カンボジア進出支援を行っています。カンボジアの制度は変化が早く、個人で調べても正確性に不安があります。リアグローバルは現地政府機関や専門家との直のつながりを活かして、常に最新情報を元に最短ルートで法人設立を支援できます。
人材紹介・現地採用支援もワンストップで対応
リアグローバルでは、市場調査や会社設立手続きといった進出するまでの支援にとどまらず、進出後の支援も提供しています。
例えば、ボトルネックになりやすい人材確保のための採用活動代行や月次会計・税務申告等の経理まわりのサポートまでワンストップで対応します。
スモールスタートではじめたい企業向けにシェアオフィスを提供していたりと、ニーズに合わせた幅広い進出支援が魅力です。
現地スタッフ+日本人窓口による安心できる体制
日本人スタッフ対応で、日本語でコミュニケーションが取れる点もリアグローバルの魅力です。現地だけ、日本だけ、の片手落ちではなく、両国間にまたがるリアルなサポート体制が整っています。
英語や現地語が話せる場合でも、現地の文化や風習を深く理解できていないと、ニュアンスが伝わりきらないことがあります。リアグローバルは、「通訳ではなく、間に立って意図を調整してくれる存在」として、日本企業の海外進出を支援します。
カンボジア進出を検討している企業はもちろん、どの国に進出するか決めきれていない場合も、まずはお気軽に無料相談にお申し込みください。過去の事例や最新の動向を元にニーズに沿った支援プランをご提案させていただきます。
まとめ
今回は、カンボジア主要都市の場所や特徴について紹介しました。最も人口が多くて栄えているのは首都のプノンペンですが、カンボジアには他にも魅力的な都市がたくさんあります。
カンボジア進出を検討している企業担当者は、都市ごとの特徴を理解して、自社に合った場所でビジネスを展開しましょう。
カンボジア進出を検討されている方は、リアグローバルの無料相談に問い合わせてみるのがおすすめです。「カンボジア進出で何から始めたらいいかわからない」「そもそもカンボジアに進出するかどうかで悩んでいる」など様々な疑問に対し、可能な限り対応させて頂きます。ぜひお気軽にご相談ください。