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カンボジアの主要空港はどこ?新しいテチョ国際空港の魅力や直行便の最新情報も紹介!
2025年10月31日

カンボジアは、観光だけでなく、ビジネス拠点や海外進出先としても注目を集めています。経済成長に伴い、インフラ整備が急速に進む中で、2025年に開港した「テチョ国際空港」は、新たな国際ビジネスの玄関口として期待されています。これにより、首都プノンペンへのアクセスや国際物流の利便性の向上が見込まれており、今後の経済発展を支える重要な拠点となる可能性があります。
本記事では、カンボジア進出支援会社「リアグローバル」の現地スタッフがカンボジアの主要空港の概要や、新空港の特徴、日本からの直行便の最新情報を紹介します。カンボジアへの旅行や出張を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
カンボジアの主要空港とは?
カンボジアで、定期便・国際便が運航されている主要空港は、「テチョ国際空港」「シェムリアップ・アンコール国際空港」「シアヌークビル国際空港」の3つです。
それぞれの空港の特徴や場所について解説していきます。
テチョ国際空港(旧プノンペン国際空港)(KTI)
テチョ国際空港(Techo International Airport)は、カンボジアの首都プノンペンにあるカンボジア最大の空港です。3レターコード(空港コード)は、「KTI」になります。
元々、プノンペンにはプノンペン国際空港(PNH)がありましたが、2025年9月9日に移転して名称も「テチョ国際空港」に変更されました。
新しいテチョ国際空港は、プノンペン市中心部から約30km南のところにあり、アクセスも抜群です。約2,600ヘクタールの広さで年間1,500万人以上の旅客を受け入れる能力を持っています。
アジア系のエアラインを中心に、カンボジア航空、タイ航空、ベトナム航空、大韓航空、ジェットスター、エアアジアなど多数のキャリアが就航する巨大ターミナルです。
参考:JETRO プノンペン国際空港が移転、テチョ国際空港が9月9日開業
シェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)
シェムリアップ・アンコール国際空港は、アンコールワットで有名なシェムリアップ州ソトニコムにある空港です。3レターコード(空港コード)は、「SAI」になります。
元々、シェムリアップにはシェムリアップ国際空港(REP)がありましたが、2023年10月16日に移転して名称も「シェムリアップ・アンコール国際空港」に変更されました。
シェムリアップ・アンコール国際空港は、アンコールワットに最も近い空港なので、観光目的でカンボジアに渡航する場合はこの空港を使う場合が多いでしょう。
敷地面積は1,000ヘクタールで、テチョ国際空港よりも小さいものの、タイ航空やシンガポール航空などのフルサービスエアラインとLCCどちらも就航しています。便数も多いので利用しやすい空港と言えるでしょう。
シアヌークビル国際空港(KOS)
シアヌークビル国際空港は、カンボジアのリゾート地として有名なシアヌークビルにある空港です。3レターコード(空港コード)は、「KOS」になります。
テチョ国際空港やシェムリアップ・アンコール国際空港と比べると小さな空港なので、就航している便も限られます。特に、コロナ禍を機にホーチミンやバンコクなどの一部の国際線と国内線のみが就航しています。
日本からシアヌークビルへ空路で渡航する場合は、乗り継ぎできる便が限られているので注意が必要です。
それぞれの空港がどこにあるかわからないという人はこちらの記事を参考にしてください。
カンボジアの主要都市一覧 | 首都と各州の地図や特徴を現地スタッフが解説!
カンボジア主要空港からの移動手段(アクセス)
それぞれの空港から都市部への移動手段や移動時間、料金について解説します。おすすめの移動手段も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
テチョ国際空港からプノンペン中心部
テチョ国際空港からプノンペン中心部への移動時間は、バスやタクシーで30分~1時間程度です。渋滞することもあるので余裕を持って行動しましょう。
テチョ国際空港からプノンペン中心部への移動手段は、「バス」「タクシー」「トゥクトゥク」がありますが、最もおすすめなのは「バス」です。
テチョ国際空港とプノンペン市内を結ぶ「エアポートエクスプレスバス」は、毎日 5:30〜23:30で運行しており、片道1,500リエル(約60円)で乗れます。ただし、20-30分程度待つこともあるので急いでいる人にはおすすめしません。
急いでいる人は、タクシーやトゥクトゥクを利用しましょう。タクシーで15~18ドル、トゥクトゥクで7〜8ドル程度が相場になります。
シェムリアップ・アンコール国際空港からアンコールワット
シェムリアップ・アンコール国際空港からシェムリアップ中心部への移動時間は、バスやタクシーで1時間前後です。アンコールワットは、シェムリアップ中心部からほど近いところにあるので、まずはシェムリアップ中心部を目指しましょう。
シェムリアップ・アンコール国際空港からシェムリアップ中心部への移動手段は、「バス」か「タクシー」です。トゥクトゥクも利用できますが、距離が長いのであまりおすすめしません。
シェムリアップ・アンコール国際空港とシェムリアップ市内を結ぶシャトルバスは、毎日 5:30〜22:00まで運行しており、片道8ドル(約1,200円)で乗れます。最終便に間に合わない人やホテルまで直行したい人は、タクシーがおすすめです。相場は35ドル前後くらいが目安になります。
シアヌークビル国際空港からオーチティルビーチ
シアヌークビル国際空港からシアヌークビル中心部への移動時間は、タクシーで30分前後です。観光地のオーチティルビーチや周辺の島への高速船が発着する「セレンディピティビーチ」はシアヌークビル中心部からほど近い場所にあります。
シアヌークビル国際空港からシアヌークビル中心部への移動手段は、「バス」「タクシー」「トゥクトゥク」がありますが、バスの本数は多くないため「タクシー」がおすすめです。
料金相場は、タクシーで20ドル前後、トゥクトゥクで15ドル前後が目安になります。
カンボジア主要空港のラウンジ・飲食店

テチョ国際空港のラウンジ・飲食店
テチョ国際空港のラウンジは、「Plaza Premium First」と「Plaza Premium Lounge」2つです。Plaza Premium Firstは、名前の通りファーストクラス向けのラウンジです。
どちらも営業時間は、午前6時~午前0時(毎日)となっています。利用時間は最長2時間までです。食事や飲料の用意があったり、シャワーも利用できます。
また、テチョ国際空港内には、スターバックスコーヒーやカフェAPRONなど飲食店があり、出発前後の食事や休憩に便利な施設が整っています。
シェムリアップ・アンコール国際空港のラウンジ・飲食店
シェムリアップ・アンコール国際空港は「Angkor Lounge」が唯一のラウンジです。
営業時間は、午前6時~午後9時(毎日)となっており、最長4時間まで滞在できます。食事や飲料の用意があったり、WIFIやコンセントも利用できます。
また、シェムリアップ・アンコール国際空港内には、バーガーキングなどの飲食店が集まっているフードコートのようなエリアもあります。
シェムリアップ・アンコール国際空港ラウンジの詳しい利用条件や設備はこちらから
シアヌークビル国際空港のラウンジ・飲食店
シアヌークビル国際空港は「Plaza Premium Lounge」が唯一のラウンジです。こちらは、ビジネス・ファーストクラス搭乗者と特定のクレジットカードを持っている人のみが無料で利用できます。
営業時間は、午前4時30分〜深夜1時(毎日)となっており、最長2時間まで滞在できます。
また、シアヌークビル国際空港内には、お店が少ないのでお土産などは事前に購入しておくのがおすすめです。
シアヌークビル国際空港ラウンジの詳しい利用条件や設備はこちらから
よくある質問
日本からカンボジアまで直行便はありますか?
2025年11月現在、日本からカンボジアまでの直行便はエアカンボジアのみで運行しています。以前はANAでも日本とカンボジアを結ぶ直行便がありましたが、コロナ禍による利用者減少のため、2021年1月に運航を終了しています。同じくJALでも日本からカンボジアまでの直行便はありません。
エアカンボジアの直行便は、現在東京便のみですが、今後は大阪便の就航も予定されています。
また、乗り継ぎ便の場合は、バンコク、ソウル、香港、マニラなどを経由するのが一般的なルートです。
参考:成田空港 10月26日より、エア・カンボジアが成田=福州=プノンペン線を新規就航!
カンボジアの空港で買えるおすすめのお土産は?
カンボジアの空港で買えるおすすめのお土産は、「カンポットペッパー」「カシューナッツ」「パームシュガー」などです。カンボジア伝統のスカーフ「クロマー」もお土産に人気があります。
特に、カンボジア名産のカンポットペッパーは、世界で最も美味しい胡椒と呼ばれることもあり、お土産に1つは購入しておきたい人気の品です。
カンボジア観光におすすめの空港は?
カンボジア観光におすすめの空港は、行き先によって異なります。アンコール遺跡群が主な目的であればシェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)、首都プノンペンを観光するならテチョ国際空港(KTI)、ビーチリゾートへ行くならシアヌークビル国際空港(KOS)が便利です。
カンボジア進出支援ならリアグローバル

近年、人件費の安さや高い経済成長率を背景に、カンボジアへ進出する日本企業が増えています。2025年に開業した新しい「テチョ国際空港」によって、首都プノンペンを中心とした国際ビジネスの動きがさらに活発化すると期待されています。
一方で、他の東南アジアの国々と比べると進出している日系企業はまだ少ないため、市場調査や会社設立のための情報収集に苦戦してしまう企業も少なくありません。
カンボジア進出を検討している企業は、カンボジア進出支援の「リアグローバル」がおすすめです。リアグローバルの強みを3つ紹介します。
現地との強力なネットワーク
リアグローバルは、カンボジア現地に拠点を置き、日本企業の法人設立や事業進出サポートをする会社です。
官公庁・現地企業・弁護士・会計士など現地での強力なネットワークを活かした、カンボジア進出支援を行っています。カンボジアの制度は変化が早く、個人で調べても正確性に不安があります。リアグローバルは現地政府機関や専門家との直のつながりを活かして、常に最新情報を元に最短ルートで法人設立を支援できます。
人材紹介・現地採用支援もワンストップで対応
リアグローバルでは、市場調査や会社設立手続きといった進出するまでの支援にとどまらず、進出後の支援も提供しています。
例えば、ボトルネックになりやすい人材確保のための採用活動代行や月次会計・税務申告等の経理まわりのサポートまでワンストップで対応します。
スモールスタートではじめたい企業向けにシェアオフィスを提供していたりと、ニーズに合わせた幅広い進出支援が魅力です。
現地スタッフ+日本人窓口による安心できる体制
日本人スタッフ対応で、日本語でコミュニケーションが取れる点もリアグローバルの魅力です。現地だけ、日本だけ、の片手落ちではなく、両国間にまたがるリアルなサポート体制が整っています。
カンボジア進出を検討している企業はもちろん、どの国に進出するか決めきれていない場合も、まずはお気軽に無料相談にお申し込みください。過去の事例や最新の動向を元にニーズに沿った支援プランをご提案させていただきます。
まとめ
今回は、カンボジア主要空港の概要や、新空港の特徴、日本からの直行便の最新情報を紹介しました。
新空港の開業や日本とカンボジアを結ぶ直行便の復活により、今後は日本企業のカンボジア進出がさらに活発化していくと考えられます。しかし、まだ先行事例が少ない分、現地情報の収集や法人設立の手続きに不安を感じる企業も少なくありません。
そうした場合は、現地に精通した専門家へ相談するのが最も確実です。特にビジネス領域では、カンボジア特有の商習慣や行政手続きへの対応が求められるため、進出支援会社のサポートを活用することをおすすめします。
カンボジア進出支援を行う「リアグローバル」では、無料相談を承っております。「まずは何から始めれば良いのか知りたい」「進出すべきかどうか迷っている」といった初期段階のご相談にも丁寧に対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

