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カンボジアのオフィス探しガイド | 賃貸相場・おすすめエリア・注意点を解説!
2026年6月29日

カンボジアは、近年ASEANの中でも注目されている海外進出先のひとつです。製造業や小売業だけでなく、オフショア開発やバックオフィス業務の拠点として進出する日本企業も増えており、首都プノンペンでは高層オフィスビルの開発も進んでいます。
一方で、カンボジアでオフィスを探す際は、日本とは異なる契約条件や商習慣に注意が必要です。「どのエリアが良いのか」「賃貸相場はどれくらいか」「レンタルオフィスでも問題ないのか」など、不安を感じる方も多いでしょう。
そこで本記事では、カンボジアで利用できる主なオフィス形態や、プノンペンのおすすめエリア、賃貸相場について解説します。これからカンボジア進出を検討している方や、現地での拠点開設を進めたい方はぜひ参考にしてください。
カンボジアでおすすめのオフィス形態
カンボジアでのオフィス探しで特に重要になるのが、オフィス形態の選び方です。事業フェーズや目的に合ったオフィス形態を選ぶことが、オフィス探しでまず検討したいポイントになります。
ここでは、カンボジアで利用されている主なオフィス形態について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。
事業用オフィスや店舗の賃貸
カンボジアで一般的なのが、事業用オフィスや店舗物件を賃貸する方法です。特に、現地法人の設立や従業員の採用を進めながら、中長期的に事業を展開していく場合によく選ばれています。
事業用オフィスを賃貸するメリットは、自社専用の空間を確保しやすく、レイアウトや内装を自由に調整しやすい点です。一方で、デポジットや内装費などの初期費用がかかりやすく、契約期間も長くなる傾向があります。
オフィスコストを抑えるために、分譲マンションやコンドミニアムの一室を事務所として利用できないか検討される方もいます。しかし、カンボジアでは住居用物件を法人登記住所として利用したり、オフィス用途として営業許可を取得したりすることが難しいケースが多くあります。そのため、法人設立や各種ライセンス取得を予定している場合は、オフィス利用が認められている商業物件やオフィスビルを選ぶことをおすすめします。
コワーキングスペース・レンタルオフィスの利用
カンボジア進出初期の企業や、小規模で事業をスタートしたい場合には、コワーキングスペースやレンタルオフィスの利用も人気があります。
レンタルオフィスのメリットは、デスクやインターネット環境などの初期設備を準備する必要がなく、比較的低コストで利用を開始しやすい点です。また、光熱費などの個別契約が不要なケースも多く、管理や会計処理の負担を軽減しやすくなります。
利用人数が増えるとコストが割高になりやすいデメリットはありますが、従業員10人以下のフェーズであればおすすめの選択肢と言えます。
一方で、実際にオフィスを構えず、住所利用のみを目的とする場合は、日本のような住所貸しのみのバーチャルオフィスの活用を検討する場合もあります。しかし、カンボジアでは法人を設立・運営する場合、原則として実体のある事業所が必要とされるため、法人設立や営業許可取得を予定している場合は、実際に利用可能なオフィススペースを確保する必要があります。
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プノンペンのおすすめオフィスエリア

カンボジアでオフィスを探す際は、どのエリアに拠点を構えるかも重要なポイントです。特に首都プノンペンでは、エリアごとにオフィスの特徴や賃貸相場、周辺環境が大きく異なります。
ここでは、プノンペンでおすすめのオフィスエリアについて、それぞれの特徴を解説します。
BKK1(ボンケンコン1)
BKK1(ボンケンコン1)は、プノンペンの中でも特に人気の高いビジネス・居住エリアです。外資系企業のオフィスや高級コンドミニアム、レストラン、カフェなどが集まり、多くの外国人駐在員や富裕層が生活しています。
また、BKK1は企業や店舗の集積が進んだプノンペン有数の商業エリアでもあります。外国人居住者や富裕層が日常的に利用するエリアであることから、飲食店、美容サービス、クリニック、教育関連など、外国人や富裕層をターゲットとしたBtoCビジネスとの相性が良いのが特徴です。
すでに高い集客力と認知度を持つエリアであるため、店舗型ビジネスや来店型サービスを展開する場合でも顧客との接点を作りやすく、カンボジア進出初期から集客を重視したい企業にとって有力な選択肢の一つと言えるでしょう。
ワットプノン周辺
ワットプノン周辺からダウンペン区一帯は、プノンペンを代表するビジネス街です。現地の主要銀行本店や大手企業、外資系企業のオフィスが集積しており、近年は高層オフィスビルの開発も進んでいます。
特に、「バタナックキャピタルタワー」や「フラットアイアン」など、プノンペンを代表するオフィスビルが立地しており、多くのビジネスパーソンが平日に行き交うエリアとして知られています。
周辺にはランチミーティングや接待・会食に利用できるレストランも多く、企業間取引(BtoB)を中心とした事業との相性が良いエリアです。一方で、休日は人通りが少なくなる傾向があるため、一般消費者向けの集客を重視する業種よりも、法人営業や企業向けサービスを展開する企業に向いています。
比較的新しいオフィスビルも多く、セキュリティや設備面を重視したい企業にもおすすめです。
ダイヤモンドアイランド(コーピッチ)・南部新興開発エリア
ダイヤモンドアイランド(コーピッチ)や、新プノンペン国際空港(テチョ国際空港)の開業に合わせて開発が進む南部エリアは、近年注目を集めているプノンペンの新興開発エリアです。
ダイヤモンドアイランドでは、高層コンドミニアムやオフィスビル、商業施設の開発が進んでおり、中間層から富裕層まで幅広い居住者が増加しています。また、ノレア橋の開通によって市内中心部とチバー・アンポブ地区(Chbar Ampov)へのアクセスが大きく改善され、エリアの発展がさらに加速しています。イオンモールプノンペン(イオンモール1号店)にも近く、生活利便性の高いエリアとして人気を集めています。
一方、新空港周辺の南部エリアでは、テチョ国際空港の開業をきっかけに大規模な住宅開発や商業開発が進められています。イオンモール3号店も立地しており、今後さらに人口流入や商業集積が進むことが期待されています。
これらのエリアでは、幼稚園や学習塾、クリニック、飲食店など、地域住民を対象とした生活密着型サービスの進出も増えています。現在はBKK1やワットプノン周辺ほど企業集積が進んでいるわけではありませんが、将来的な人口増加や市場拡大を見据え、ローカル向けのBtoCビジネスを展開したい企業にとって注目すべきエリアと言えるでしょう。
プノンペンのオフィス価格相場
プノンペンでオフィスを探す際は、エリアやオフィス形態によって賃貸費用が大きく異なります。自社の予算に合ったオフィスを選ぶためにも、相場感を確認しておきましょう。
ここでは、プノンペンのオフィス価格相場について、賃貸費用の目安やその他にかかる費用を解説します。
オフィス賃貸費用の相場
プノンペンのオフィス賃貸費用の相場は、以下の通りです。
| オフィス形態 | 費用相場(月額) | 特徴 |
| 一般的な事業用オフィス | 500〜3,000USD前後 | 面積やエリアによって大きく変動 |
| 高層オフィスビル | 1,000〜5,000USD前後 | BKK1・ワットプノン周辺は比較的高額 |
| レンタルオフィス | 300〜800USD前後 | 初期費用を抑えやすい |
| コワーキングスペース | 50〜300USD前後 / 1席 | 小規模・進出初期向け |
プノンペンのオフィス賃料は、エリアやビルグレードによって大きく異なります。特に、BKK1やワットプノン周辺の高層オフィスビルは賃料が高い傾向があり、郊外エリアでは比較的コストを抑えやすくなります。
賃貸費用以外にかかる費用
オフィスを契約する際は、月額賃料以外にもさまざまな費用が発生します。特に、事業用オフィスを賃貸で契約する場合は、初期費用が高額になるケースもあるので事前に費用目安を確認しておきましょう。
賃貸費用以外にかかる主な費用項目は、以下の通りです。
| 費用項目 | 内容 | 相場・目安 |
| デポジット | 保証金として支払う費用 | 賃料の2〜6ヶ月分程度 |
| 管理費 | 共用部管理・ビル維持費 | 賃料とは別途発生するケースあり |
| インターネット費用 | 通信回線利用料 | 月額30〜100USD前後 |
| 電気代 | エアコン利用などで変動 | 使用量に応じて請求 |
| 内装費 | オフィスレイアウト・家具など | 内容によって大きく変動 |
| 清掃・警備費 | ビルによって追加発生 | 契約条件による |
カンボジアではデポジットや管理費が必要になるケースが多く、物件によって条件が異なるため確認が必要です。
カンボジアでのオフィス探しの注意点
事前のリサーチ不足によって、契約後にオフィス選びを後悔してしまうケースも少なくありません。
ここでは、カンボジアでのオフィス探しで失敗しないためのポイントを4つ紹介します。
契約期間やデポジット条件が日本と異なる
カンボジアでオフィスを契約する際は、日本とは契約条件が異なるケースも多いため注意が必要です。特に、デポジット(保証金)は賃料の3ヶ月分前後を求められることが一般的で、契約期間も1年以上の長期契約を前提としている物件も少なくありません。
また、途中解約時の条件や、退去時の原状回復ルールなども物件によって異なります。契約後のトラブルを防ぐためにも、契約内容は事前にしっかり確認しておくことが重要です。
外国企業は購入できる物件が制限される
賃貸ではなく、購入を検討するケースもあると思いますが、外国企業や外国人による不動産購入には一定の制限がある点には注意が必要です。
例えば、カンボジアで外国人が購入できる不動産には、以下のような制限があります。
- 2010年以降に竣工した建物しか購入できない
- 建物の2階以上の部分しか購入できない
- 1棟の建物で外国人が購入できる割合は全面積の70%以下
- 国境から30km以上離れた建物しか購入できない
希望する物件が、外国人購入制限に該当する場合もあるので、現地の不動産仲介業者などを通じて事前に確認するようにしましょう。
カンボジア進出のフェーズに合ったオフィスを契約する
カンボジアでオフィスを探す際は、進出フェーズに合ったオフィス形態を選ぶことも重要です。進出初期の段階で大規模なオフィスを契約してしまうと、コスト負担が大きくなるケースもあります。
特に、現地法人の設立準備や市場調査など、少人数でスタートする場合は、レンタルオフィスの利用がおすすめです。レンタルオフィスであれば、初期費用を抑えながらスピーディーに事業を開始しやすく、必要に応じて拡張もしやすくなります。
ただし、法人設立を予定している場合は、オフィスの契約期間にも注意が必要です。短期間の賃貸契約では、法人登記や各種許認可の申請時に受け付けられないケースもあります。そのため、法人設立を前提としてオフィスを契約する場合は、契約期間や登記利用の可否について事前に確認しておくことが重要です。
一方で、従業員数が増えてきた段階では、事業用オフィスへの移転を検討するケースも多くあります。自社の採用計画を踏まえながら、無理のないオフィス選びを行いましょう。
賃貸契約書の内容と税務面を確認する
カンボジアでオフィスを契約する際は、月額賃料だけでなく、賃貸契約書の内容や税務面についても事前に確認しておくことが重要です。
特に、貸主が個人か法人かによって税務上の取り扱いが異なる場合があり、同じ賃料であっても実質的な負担額に差が生じることがあります。また、賃料や税金の負担区分などが契約書に明確に記載されていない場合、後日、税務申告や税務調査の際に確認を求められる可能性もあります。
そのため、オフィスを比較する際は賃料だけで判断せず、契約条件や税務上の取り扱いまで含めて確認することをおすすめします。また、契約内容の認識違いやトラブルを防ぐためにも、現地事情に詳しい信頼できる仲介業者や専門家を通じて契約を進めると安心です。カンボジアでは一般的に借主が仲介手数料を負担しないケースが多いため、オフィス探しの段階から仲介業者を活用することで、契約後のリスク軽減にもつながります。
カンボジアのオフィスに関するよくある質問
カンボジア進出でオフィスはどのタイミングで準備するべき?
カンボジアでの会社設立手続きでは、登記にあたり現地での住所が必要になるため、登記手続き前に契約をする必要があります。そのため、カンボジア進出が決まったらできるだけ早いタイミングで準備を進めるのがおすすめです。
進出初期は、コストを抑えやすく契約手続きも簡単なレンタルオフィスやコワーキングスペースを利用する企業も増えています。
カンボジアでの会社設立の手順について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
カンボジアで会社設立するには?手順や必要書類・設立にかかる費用まで徹底解説!
オフィス面積は何坪・何㎡くらい必要?
オフィス面積は、従業員1人あたり2〜4坪(約6〜13㎡)程度を目安にするケースが一般的です。そのため、従業員5人の場合は10~20坪、従業員10人の場合は20~40坪くらいが目安になります。
採用計画をもとに1~2年後を見据えて、オフィス面積を検討するのが一般的です。
ただし、必要なオフィス面積は事業内容によって大きく異なります。例えば、一般的な事務所であれば従業員数を基準に検討することが多い一方、クリニックや教育機関などの許認可が必要な業種では、ライセンス取得要件として最低面積や施設基準が定められている場合があります。
そのため、法人設立とあわせて各種ライセンスの取得を予定している場合は、オフィス契約前に必要な面積や設備要件を確認しておくことをおすすめします。
日本企業はプノンペンのどのエリアに多い?
日本企業は、BKK1(ボンケンコン1)周辺に多く進出しています。日本大使館やJICAカンボジア事務所もあり、日本人駐在員向けの飲食店やコンドミニアムも充実しているため、生活しやすいエリアとして人気があります。
また、近年は南部新興開発エリアへ進出する企業も増えています。
カンボジアでのオフィス探しならリアグローバル

カンボジアでのオフィス探しは、エリア選びや契約条件、進出フェーズに合ったオフィス形態の選定など、事前に確認しておきたいポイントが多くあります。
リアグローバルでは、カンボジアに特化した海外進出支援を行っており、コワーキングスペース・レンタルオフィスのサービスから、事業用オフィスの賃貸まで幅広く対応しています。
ここでは、リアグローバルの強みを3つ紹介します。
現地との強力なネットワーク
リアグローバルは、カンボジア現地に拠点を置き、日本企業の法人設立や事業進出サポートをする会社です。
官公庁・現地企業・弁護士・会計士など現地での強力なネットワークを活かした、カンボジア進出支援を行っています。カンボジアの制度は変化が早く、個人で調べても正確性に不安があります。リアグローバルは現地政府機関や専門家との直のつながりを活かして、常に最新情報を元に最短ルートで法人設立を支援できます。
人材紹介・現地採用支援もワンストップで対応
リアグローバルでは、市場調査や会社設立手続きといった進出するまでの支援にとどまらず、進出後の支援も提供しています。
例えば、ボトルネックになりやすい人材確保の面でも、採用活動代行や月次会計・税務申告等の経理まわりのサポートまでワンストップで対応します。
スモールスタートではじめたい企業向けにシェアオフィスを提供していたりと、ニーズに合わせた幅広い進出支援が魅力です。
現地スタッフ+日本人窓口による安心できる体制
日本人スタッフ対応で、日本語でコミュニケーションが取れる点もリアグローバルの魅力です。現地と日本の両拠点を結んだサポート体制が整っています。
カンボジア進出を検討している企業はもちろん、どの国に進出するか決めきれていない場合も、まずはお気軽に無料相談をお申し込みください。過去の事例や最新の動向を元にニーズに沿った支援プランをご提案させていただきます。
まとめ
本記事では、カンボジアでのオフィス探しについて、主なオフィス形態やプノンペンのおすすめエリア、賃貸相場について解説しました。
カンボジアでのオフィス探しは、事業フェーズに合わせてオフィス形態を選ぶことが重要になります。進出初期はレンタルオフィスやコワーキングスペースを活用しながら、事業拡大に合わせて事業用オフィスへ移転するなど自社に合ったオフィス形態を選びましょう。
リアグローバルでは、カンボジアに特化した海外進出支援を行っており、コワーキングスペース・レンタルオフィスのサービスから事業用オフィスの賃貸まで幅広く対応しています。
「自社に合ったオフィス形態がわからない」「条件に合ったオフィスが見つからない」などの疑問もぜひお気軽にお問い合わせください。

