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アンコールワットとは?歴史・見どころ・行き方まで観光前に知りたいポイントを解説

2026年3月26日

アンコールワット

アンコールワットは、カンボジアを代表する世界遺産であり、東南アジアでも特に有名な観光スポットのひとつです。壮大な寺院建築や精巧なレリーフ、朝日に照らされる幻想的な景色など、ここでしか見られない魅力が数多くあります。

ただ、アンコールワットは想像以上に広い遺跡でもあるため、見どころや観光のポイントを事前に知っておくと、限られた時間でも効率よく楽しむことができます。また、服装のルールやチケットの購入方法など、知っておきたい注意点もいくつかあります。

この記事では、アンコールワットの基本情報や歴史、見どころ、日本からの行き方までをわかりやすく解説します。これからアンコールワット観光を予定している方は、ぜひ参考にしてみてください。

世界遺産アンコールワットとは

アンコールワットは、カンボジア北西部の都市シェムリアップにある世界遺産で、世界最大級の宗教建築として知られる遺跡です。12世紀前半にクメール王朝のスーリヤヴァルマン2世によって建設された寺院で、クメール建築の最高傑作ともいわれています。

当初はヒンドゥー教の寺院として造られましたが、その後の時代の変化とともに仏教寺院として使われるようになりました。現在でもカンボジアの人々にとって重要な宗教的・文化的な場所となっています。

壮大な石造建築や精巧なレリーフ、美しい左右対称の構造などが高く評価され、1992年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。カンボジアを象徴する存在として、現在も世界中の旅行者を魅了し続けている観光名所です。

アンコールワットの歴史

アンコールワットは、12世紀前半にクメール王朝の王・スーリヤヴァルマン2世によって建設された寺院です。当初はヒンドゥー教の最高神ヴィシュヌを祀る寺院として造られ、王の権威を示す国家的な宗教施設としての役割も担っていました。

その後、クメール王朝の宗教がヒンドゥー教から仏教へと変化していく中で、アンコールワットも次第に仏教寺院として使われるようになります。大きく破壊されることなく使われ続けたことが、現在まで良好な状態で残っている理由のひとつともいわれています。

15世紀ごろになると王都が現在のプノンペン周辺へ移されたことで、アンコール周辺の遺跡は徐々に衰退していきました。しかし、アンコールワットはその後も仏教寺院として使われ続け、信仰の場であり続けました。

19世紀には、フランス人博物学者アンリ・ムオが旅行記などで紹介したことで、ヨーロッパでも広く知られるようになりました。現在ではカンボジアを代表する歴史遺産として、多くの観光客が訪れる世界遺産となっています。

カンボジアの歴史をより深く知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

カンボジアの歴史や背景を現地スタッフが簡単にわかりやすく解説!

アンコールワットの見どころ3選

アンコールワットは、世界中から観光客が訪れる魅力あふれるスポットです。

ここでは、アンコールワットを訪れたらここだけは押さえておきたい代表的な見どころを3つ紹介します。限られた時間でも効率よく観光できるよう、事前にチェックしておきましょう。

第一回廊の壁面レリーフ

第一回廊の壁面レリーフ

第一回廊の壁面には、アンコールワットを代表する見どころのひとつである巨大なレリーフが彫られています。回廊の壁一面にわたって精緻な彫刻が続いており、その総延長は数百メートルにも及びます。

レリーフには、ヒンドゥー教の神話や当時の戦いの様子などが細かく描かれており、クメール王朝の宗教観や歴史を知ることができます。人物や動物の表情まで丁寧に彫り込まれているため、近くでじっくり観察してみると多くの発見があるでしょう。

中央祠堂(聖域とされる最上階)

中央祠堂(聖域とされる最上階)

中央祠堂は、アンコールワットの中心に位置する最上階のエリアで、寺院の中でも特に神聖な場所とされています。中央にそびえる塔はヒンドゥー教の聖山「メール山」を象徴しているとされ、アンコールワットの宗教的な意味を表す重要な場所でもあります。

最上階へは急な階段を上っていく必要がありますが、上からはアンコールワットの広大な遺跡や周囲の景色を見渡すことができます。寺院の中心部にあたるこの場所は、アンコールワット観光でも特に印象に残る見どころのひとつです。

朝日(サンライズ)

朝日(サンライズ)

アンコールワットは、朝日(サンライズ)を鑑賞できるスポットとしても有名です。夜明け前から多くの観光客が集まり、徐々に空が明るくなる中で遺跡のシルエットが浮かび上がる幻想的な景色を見ることができます。

特に、寺院前の池に映るアンコールワットと朝日が重なる瞬間は人気の撮影ポイントです。時間帯によって表情が変わる景色も魅力のひとつなので、早朝に訪れて特別な雰囲気を楽しんでみるのもおすすめです。

アンコールワットに行くならここもおすすめ

アンコールワットを訪れるなら、周辺にある他の遺跡もあわせて観光するのがおすすめです。周辺にはアンコールワットの他にも、魅力的な遺跡が数多く残っています。

ここでは、アンコールワットとあわせて訪れたい代表的な遺跡を3つ紹介します。

アンコールトム

アンコールトムは、アンコールワットからタクシーやトゥクトゥクで10分前後のところにある壮大な城壁都市の遺跡です。

中心にそびえるバイヨン寺院には、巨大な観世音菩薩の四面像が並び、その神秘的な表情が訪れる人を魅了します。

また、城壁内には「象のテラス」や「ライ王のテラス」など見どころも多く、1日かけてじっくり回るのもおすすめな観光スポットです。

タ・プローム

タ・プロームは、アンコールワットからタクシーやトゥクトゥクで15分前後のところにある仏教寺院です。

石造りの壁や回廊を巨大なガジュマルの木が包み込み、自然と歴史が融合した不思議な空間を作り出しています。遺跡の壁や屋根を貫く太い根は圧倒的な存在感を放ち、古代の建造物がゆっくりと自然に還っていく様子を感じることができます。

アンコール遺跡群の中でも、自然と遺跡の共存を間近で体験できる貴重なスポットです。

ベンメリア遺跡

ベンメリア遺跡は、アンコールワットから車で約1時間ほど離れた場所にあります。アンコール遺跡群の中心部からはやや距離がありますが、ジャングルに埋もれた神秘的な遺跡として人気の観光スポットです。

密林の中にひっそりと隠れるように存在し、長い年月の中で自然と一体化した姿が訪れる人を魅了します。崩れ落ちた石材や苔むした回廊を歩くと、まるで探検をしているような感覚を味わうことができ、特に冒険心のある人にはおすすめです。

カンボジアのおすすめ観光スポットはこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

カンボジアの観光地ランキング | 初心者向けに費用やモデルコースも解説!

アンコールワットに行くときの注意点

アンコールワットを観光する際には、いくつか事前に知っておきたいポイントがあります。

ここでは、服装のルールや観光に適した時期、チケットの購入方法など、アンコールワットに行く前に押さえておきたい注意点を紹介します。

アンコールワット観光のベストシーズンは11月〜2月

アンコールワット観光のベストシーズンは、乾季にあたる11月〜2月ごろです。この時期は気温が比較的穏やかで雨も少ないため、遺跡観光に適した気候になります。青空の下でアンコールワットの壮大な景色を楽しめる日が多いのも特徴です。

一方で、6月〜10月は雨季にあたりスコールが降ることもあるので注意が必要です。観光のしやすさを重視する場合は、11月〜2月を目安に訪れるとよいでしょう。

アンコールワットでは肩や膝が出る服装はNG

アンコールワットは宗教的に神聖な場所とされているため、服装には一定のルールがあります。露出が多い服装の場合は入場できない可能性があるので注意が必要です。

肩・膝が隠れる服装が基本です。特に中央祠堂(最上階)は服装チェックが厳しいことがあるため、羽織りではなく“袖のあるトップス+膝下丈”などで行くと安心です。暑い地域ではありますが、薄手のシャツや長めのパンツなどを着用して観光するようにしましょう。

アンコールワットの入場にはチケットが必要

入場にはアンコールパスが必要です。公式のチケットオフィス(Angkor Enterprise)または公式オンラインで購入できます。1日券・3日券・7日券があり、購入時はチケットに印刷される写真登録が必要なので、現地での案内に従いましょう。

なお、観光ツアーを利用する場合は、ツアー料金に入場料が含まれていることもあります。ツアー内容によって異なるため、申し込む際にチケット代が含まれているか事前に確認しておくと安心です。

アンコールワット観光は最低でも2〜3時間ほど見ておくと安心

アンコールワットは非常に広い遺跡のため、観光にはある程度の時間が必要です。主要な見どころを中心に見学する場合でも、2〜3時間ほどは見ておくと安心でしょう。

また、朝日(サンライズ)や写真撮影をゆっくり楽しみたい場合は、半日以上見ておくと安心です。遺跡内は歩く距離も長くなるため、スケジュールに余裕をもって観光を計画するようにしましょう。

日本からアンコールワットへの行き方

アンコールワットへは、カンボジア北西部の都市シェムリアップを拠点にアクセスするのが一般的です。2026年3月時点では、日本からシェムリアップへの定期直行便は運航が限られており、バンコクやホーチミン、ソウルなどを経由するルートが一般的です。最新の運航状況は航空会社・検索サイトで確認してください。

(新)シェムリアップ・アンコール国際空港(SAI)からアンコールワット周辺へは車で約1時間が目安です。市内からはトゥクトゥクやタクシーなどを利用してアクセスでき、はじめての観光客でも比較的スムーズに移動できます。シェムリアップ市内に宿泊し、そこから遺跡観光へ向かうのが一般的な観光スタイルです。

カンボジアへのアクセスについて詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

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まとめ

今回は、アンコールワットの基本情報や歴史、見どころ、日本からの行き方などについて解説しました。アンコールワットは12世紀に建設されたクメール建築の最高傑作ともいわれる遺跡で、現在はカンボジアを代表する世界遺産として多くの観光客が訪れています。

第一回廊のレリーフや中央祠堂など見どころが多く、朝日(サンライズ)を楽しめるスポットとしても有名です。また、周辺にはアンコールトムやタ・プロームなど魅力的な遺跡もあり、あわせて観光することでアンコール遺跡群の魅力をより深く感じることができます。

観光する際は、服装のルールやチケットの購入方法、ベストシーズンなどを事前に確認しておくようにしましょう。アンコールワットを訪れる際は、ぜひ今回紹介したポイントを参考に観光を楽しんでみてください。