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カンボジアで英語は通じる?カンボジア人の英語力や公用語を解説!

2025年10月1日

英会話

カンボジアへの進出や出張を検討する際、多くの企業担当者が最初に直面するのが「現地での言葉の壁」です。商談や現地スタッフとのやり取りで英語がどの程度通じるのかは、ビジネスの成功に直結する大切な要素といえます。一方で、観光で訪れる場合でも、ホテルや飲食店などでのやり取りに不安を感じる方は少なくありません。実際には、地域や場面によって英語が伝わりやすい環境もあれば、工夫が求められる場面もあります。

本記事では、カンボジアに精通した「リアグローバル」のスタッフが、カンボジアにおける英語の通じやすさや現地の言語事情を紹介します。ビジネスパーソンはもちろん旅行者にも役立つ視点で解説するのでぜひ参考にしてください。

カンボジアの公用語(言語)は?

カンボジアの公用語はクメール語です。カンボジア人の9割以上がクメール語を使用しており、カンボジアは英語圏ではありません。カンボジアで英語が通じる場面もありますが、全体でみると英語を話せない人が多数といえます。

クメール語はカンボジア語とも呼ばれる言語で見た目はタイ語に似ています。日本人にとっては、読み書きともに馴染みがなく難しい言語といえるでしょう。ただし、簡単な挨拶や日常会話はそこまで難しくないので、覚えておくとコミュニケーションに役立ちますよ。

また、カンボジアはフランスの植民地であった背景から、フランス語が通じる人も一定数います。

カンボジア人の英語力

116の国・地域の210万人を調査したEF(Education First)の「第2024版世界最大の英語能力指数ランキング」によると、カンボジアの英語能力指数ランキングは世界111位です。日本は世界92位となっており、日本よりも低い結果となっています。

東南アジアの中では、世界3位のシンガポール、世界22位のフィリピン、世界26位のマレーシアが英語が通じやすい英語圏の国になります。英語でのコミュニケーションの取りやすさを重視するのであれば、進出先の候補になるでしょう。

一方で、カンボジアでは全く英語が通じないわけではありません。観光地や都市部においては、英語の普及率は高く、「日本人よりも英語が堪能なのでは?」と感じる場面も少なくありません。特に、若い世代のカンボジア人は学校で英語教育を受けているので、英語が通じやすい傾向にあります。

参考:第2024版世界最大の英語能力指数ランキング

カンボジアで英語が通じる場所と通じない場所

カンボジア屋台

カンボジアで英語が通じるかどうかは、場所や場面によって異なります。首都のプノンペンや観光地でアンコールワットのあるシェムリアップは比較的英語が通じやすいエリアです。一方で、都市部から少し離れた農村部だと英語を話せる人の割合は一気に少なくなります。

【英語が通じやすい場所】
・観光地のホテル、レストラン
・都市部の高級ホテル・ゲストハウス
・空港、航空会社のカウンター
・ビジネス街(プノンペン中心部など)

【英語が通じにくい場所】
・地方の農村や小さな町
・ローカル市場や屋台
・一部のバイクタクシーやトゥクトゥクの運転手
・一部の行政機関や役所の窓口

都市部で生活する面では、言語の壁はそこまで不便に感じないかもしれませんが、一部の行政機関や役所の窓口では英語が通じないこともあるので注意が必要です。

現地でのコミュニケーションが不安な人は、観光の場合はツアーガイド、ビジネスの場合は現地の進出支援会社に依頼することも検討しましょう。

クメール語の役に立つフレーズ5選

カンボジアで生活するうえで、クメール語を話せなくても問題ありません。ただし、現地の人と仲良くなりたいと考える人は、いくつかクメール語のフレーズを確認しておくのがおすすめです。

覚えておきたいクメール語の役に立つフレーズは以下の5つです。

  • 「チョムリアップ スォ」:こんにちは
  • 「オークン」:ありがとう
  • 「ソクサバーイ?」:元気ですか?
  • 「ボーンマーン?」:いくらですか?
  • 「クニョム」:私

この他にも、日常でよく使うフレーズは覚えておくとよいでしょう。「クニョム+自分の名前」で簡単な自己紹介が可能です。ぜひ使ってみてください。

よくある質問

カンボジアを英語で表記すると?

カンボジアの英語名は「Cambodia」と表記します。正式名称は「Kingdom of Cambodia」(カンボジア王国)です。発音は「ケ(キャ)ンボゥディア」で「ボゥ (bou)」にアクセントがあります。

また、カンボジアの英語での略号は「KHM」または「KH」です。カンボジア人のことは、「Cambodian」と呼ぶのが一般的です。

カンボジアの発音はなまりがある?

カンボジアに限らず、東南アジアの国々の英語は比較的なまりが強いと言われています。そのため、英語を知っていても聞き取れないケースもあります。これは、現地の言葉の発音に影響を受けていると言われています。

特に、アクセントの位置が異なるために、わかりにくくなってしまうことが多いです。聞き取れなかったら、紙に書いてもらったり、ゆっくり話してもらったりとコミュニケーションを工夫しましょう。

カンボジアの学校教育のレベルは?

カンボジアの教育制度は日本と同じ 6・3・3制 で、義務教育は最初の9年間です。初等教育の就学率は高いものの、中等教育への進学率は低く、貧困家庭では経済的事情で中退する子どもも少なくありません。教員不足も教育の質に影響を与えています。

都市部では民間教育や英語教育が進み、若年層の英語力は比較的高く、ビジネス人材としての活用も期待できます。一方、地方では教育環境や語学力に差があるため、進出企業は地域による人材格差を考慮した対応が必要です。

カンボジア進出支援ならリアグローバル

カンボジアオフィス

近年、人件費の低さや高い経済成長率を背景に、カンボジアへ進出する日本企業が増えています。英語が通じにくいという課題はあるものの、都市部においてはビジネスに支障をきたすほどではありません。ただし、行政手続きなど正確なコミュニケーションが求められる場面では、進出支援会社の活用が有効です。

カンボジア進出をお考えの企業様には、豊富な実績を持つ「リアグローバル」をおすすめします。ここでは、リアグローバルが選ばれる3つの強みをご紹介します。

現地との強力なネットワーク

リアグローバルは、カンボジア現地に拠点を置き、日本企業の法人設立や事業進出サポートをする会社です。

官公庁・現地企業・弁護士・会計士など現地での強力なネットワークを活かした、カンボジア進出支援を行っています。カンボジアの制度は変化が早く、個人で調べても正確性に不安があります。リアグローバルは現地政府機関や専門家との直のつながりを活かして、常に最新情報を元に最短ルートで法人設立を支援できます。

人材紹介・現地採用支援もワンストップで対応

リアグローバルでは、市場調査や会社設立手続きといった進出するまでの支援にとどまらず、進出後の支援も提供しています。

例えば、ボトルネックになりやすい人材確保のための採用活動代行や月次会計・税務申告等の経理まわりのサポートまでワンストップで対応します。

スモールスタートではじめたい企業向けにシェアオフィスを提供していたりと、ニーズに合わせた幅広い進出支援が魅力です。

現地スタッフ+日本人窓口による安心できる体制

日本人スタッフ対応で、日本語でコミュニケーションが取れる点もリアグローバルの魅力です。現地だけ、日本だけ、の片手落ちではなく、両国間にまたがるリアルなサポート体制が整っています。

英語や現地語が話せる場合でも、現地の文化や風習を深く理解できていないと、ニュアンスが伝わりきらないことがあります。リアグローバルは、「通訳ではなく、間に立って意図を調整してくれる存在」として、日本企業の海外進出を支援します。

カンボジア進出を検討している企業はもちろん、どの国に進出するか決めきれていない場合も、まずはお気軽に無料相談にお申し込みください。過去の事例や最新の動向を元にニーズに沿った支援プランをご提案させていただきます。

カンボジア進出の成功事例や会社設立についてはこちらの記事を参考にしてください。

カンボジア進出のメリット・デメリットは?日系企業一覧や進出成功事例を紹介!

まとめ

今回は、カンボジアにおける英語の通じやすさや現地の言語事情について解説しました。カンボジアの公用語はクメール語なので、英語圏ではありませんが、若い世代を中心に英語を話せる人材が増えています。

ビジネスシーンにおいて、コミュニケーションに不安を感じる場合は、進出支援会社を活用することで円滑に対応することが可能です。

より詳しい現地情報を知りたい方や、カンボジア進出を本格的に検討している方は、ぜひ「リアグローバル」の無料相談をご利用ください。「何から始めればよいのか分からない」「進出の必要性から相談したい」といった段階でも、丁寧にサポートいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。