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【2025年最新】カンボジアビザの種類や申請方法は?入国に必要な手続きを解説!
2025年8月24日

海外旅行や海外出張では、有効なパスポートだけでなく、渡航先に応じたビザ(査証)の取得が必要です。国ごとにビザの種類や取得条件は異なるため、事前の確認が欠かせません。
本記事では、カンボジアに精通した「リアグローバル」スタッフが、2025年最新のビザ種類や申請方法をわかりやすく解説します。観光からビジネスまで、快適な滞在のための準備にぜひお役立てください。
なお、ここでご紹介する内容は2025年時点の情報に基づいています。入国条件やビザ要件は予告なく変更される場合があるため、最新情報はカンボジア大使館や関連省庁の公式サイトで必ずご確認ください。
カンボジア入国にビザは必要?
日本国籍の方がカンボジアに入国するためにはビザ(査証)が必要です。カンボジアでは、一部の国や地域をビザ免除国としていますが、日本は該当しません。
ビザの取得は、取得方法にもよりますが、即日~1週間程度かかるのが一般的です。申請当日にビザが取得できないケースもあるため、事前に準備しておきましょう。
また、ビザにはいくつか種類があり、自分の渡航目的に沿ったビザ取得が必要です。
カンボジアのビザの種類
日本国籍の方がカンボジアに渡航する場合のビザの種類は、観光ビザ、商用ビザ、外交ビザ、公用ビザ、表敬ビザの5種類です。その中でも、申請する人が多い「観光ビザ」と「商用ビザ」の特徴や違いについて解説します。
観光ビザ(T査証)
観光ビザは、旅行者など観光目的で渡航する方が取得するビザです。査証シールに「T」と表記されるので、T査証ともいいます。
期間は最長30日間で就労は認められていません。入国時に観光ビザで入国した場合、途中で商用ビザへの切り替えができないので注意が必要です。
就労のためにカンボジアに滞在する場合は、入国時に必ず商用ビザにてご入国下さい。
商用ビザ(E査証)
商用ビザ(ビジネスビザ)は、仕事に関連した活動目的で渡航する方が取得するビザです。商談や視察だけでなく、留学やボランティア等の観光目的以外の滞在は商用ビザになります。査証シールに「E」と表記されるので、E査証ともいいます。
有効期間は観光ビザと同様に最長30日となっており、現地の入国管理局にて滞在期限延長の手続きが可能です。
また、観光ビザと商用ビザには、1回のみ入国可能な「シングルビザ」と期間内に何回でも入国できる「数次ビザ」があります。どちらも1回の入国は最長30日間となっています。
カンボジアビザの取得方法
カンボジアのビザを取得するには4つのパターンがあります。それぞれ方法や取得できるビザが異なるので、自分に合った方法でビザを準備しましょう。
アライバルビザで取得
カンボジアビザの取得方法で、最も簡単なのはアライバルビザによる取得方法です。アライバルビザは渡航前の事前準備が不要で、カンボジア到着時に入国審査場のアライバルビザカウンターでビザを取得できます。
ただし、手続きができるのはプノンペンなどの主要国際空港に限られる点と基本的にはシングルビザの発行となり、パスポート発行国により取得できるビザの種類は限られる点には注意が必要です。
また、支払いは米ドルのみなので、事前に必ず現金を用意しておきましょう。
オンラインビザ(e-VISA)
オンラインビザ(e-VISA)は、2024年から新しく導入された制度です。渡航前に、「カンボジア王国外務省公式サイト」からオンラインで手続きを行うことでビザを取得できます。
観光ビザと商用ビザどちらにも対応していますが、シングルビザに限られる点には注意が必要です。
また、入国条件を満たしていることに加えて、申請者の顔写真の用意と指定されたe-Visa(電子ビザ)用の国境を通過することが条件になっています。
すべてオンライン上で完結するので手間をかけたくない人におすすめです。
カンボジア王国大使館・名誉領事館で出国前に取得
オンラインでの取得が不安な人は、在日本カンボジア王国大使館や名誉領事館で出国前にビザ取得を行うのがおすすめです。
在日本カンボジア王国大使館は、東京の赤坂にあり、名誉領事館は札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡の5箇所にあります。
申請には、6ヶ月以上の有効期限が残っているパスポート、証明写真、ビザ申請用紙の用意が必要です。代理人申請の場合は申請用紙に本人のサインが必須になります。
営業時間が限られているので、事前に公式ホームページを確認しておくようにしましょう。
代行業者を利用して取得
ビザの申請が不安な人や手間をかけずに確実にビザを取得したいと考える人は代行業者を利用するのも1つの手です。
カンボジアのビザ手続き代行サービスを提供している会社は多くあります。所要日数や料金などを比較して自分に合った代行業者を探しましょう。中には、手数料を上乗せして高額な料金を請求するなど悪質な業者もあるので注意が必要です。
カンボジアのビザ取得にかかる料金
カンボジアのビザ取得にかかる料金は、ビザの取得方法によって異なります。
例えば、名誉領事館で取得する場合の料金は以下の通りです。
観光ビザ:5,400円
商用ビザ:6,200円
※2024年7月10日より施行
参考:在大阪カンボジア王国名誉領事館 査証申請料金改定のお知らせ
一方で、オンラインビザで取得する場合の料金は以下の通りです。
電子観光ビザ:30米ドル
電子商用ビザ:35米ドル
※2025年1月1日より施行
また、代行業者を利用する場合の代行費用は、取得するビザの種類や期間によりますが、1件あたり1万~3万円かかるのが一般的です。
カンボジアビザに関するよくある質問
出国にもビザ(査証)は必要?
カンボジアから出国する際(日本に戻る際)にビザは必要ありません。カンボジア入国時のビザは必須ですが、出国時には不要です。
ただし、例外として、パスポートを紛失した場合などは出国査証(Exit Visa)を取得する必要があります。取得までに数日かかるので、必要な場合は事前に申請しておきましょう。
オーバーステイはペナルティが発生する?
ビザ(査証)の有効期限内に、カンボジアを出国しなかった場合はオーバーステイになり、ペナルティが発生します。1日につき10米ドルの罰金が科され、支払いが完了するまで出国ができません。
ビザの有効期限内に出国できない場合は、必ず査証の更新・延長を行いましょう。プノンペン空港の向かい側にあるカンボジア内務省入国管理局(Department of Immigration)にて手続きが可能です。ただし、e-visaは更新できないので注意しましょう。
参考:外務省 カンボジア
ビザの取得以外に必要な入国手続はある?
カンボジアへの入国は、有効なパスポートとビザ(査証)の他に「e-Arrival Card」の登録が必要です。カンボジアのe-Arrival Cardとは、従来の紙の入国カードや税関申告書に代わる、オンラインで提出する電子版の入国書類です。
入国情報、健康情報、税関申告書などを記入して、入国前に申請する必要があります。7日前から登録できるので、慌てないように事前にアプリを登録しておくと安心です。アプリはe-Arrival Cardの公式サイトからダウンロードできます。
カンボジアビザの取得や更新ならリアグローバル
短期の滞在であれば、ビザの取得は難しくないものの、長期の滞在となってくると手続きが複雑になってきます。要件等も頻繁に変わっているので、手続きが不安な人は手続き代行サービスの利用がおすすめです。
商用ビザの取得は、日本企業のカンボジア進出支援に特化したリアグローバルにお任せください。特急取得プランや書類作成のみを行うプランなど様々なニーズに対応したプランを提供しています。
ビザの取得はもちろん、カンボジア進出に必要なサービスをワンストップで支援するリアグローバルの特徴を3つ紹介します。
現地との強力なネットワーク
リアグローバルは、カンボジア現地に拠点を置き、日本企業の法人設立や事業進出サポートをする会社です。
官公庁・現地企業・弁護士・会計士など現地での強力なネットワークを活かした、カンボジア進出支援を行っています。カンボジアの制度は変化が早く、個人で調べても正確性に不安があります。リアグローバルは現地政府機関や専門家との直のつながりを活かして、常に最新情報を元に最短ルートで法人設立を支援できます。
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現地スタッフ+日本人窓口による安心できる体制
日本人スタッフ対応で、日本語でコミュニケーションが取れる点もリアグローバルの魅力です。現地だけ、日本だけ、の片手落ちではなく、両国間にまたがるリアルなサポート体制が整っています。
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カンボジア進出を検討している企業はもちろん、どの国に進出するか決めきれていない場合も、まずはお気軽に無料相談にお申し込みください。過去の事例や最新の動向を元にニーズに沿った支援プランをご提案させていただきます。
まとめ
今回は、2025年最新のカンボジアビザの種類や申請方法を解説しました。要件は頻繁に変更されるので、最新情報はカンボジア大使館や関連省庁の公式サイトで必ずご確認ください。
カンボジアのビザは30日以内の短期間であれば、アライバルビザやオンラインビザで簡単に取得できます。一方で、長期滞在になると手続きが複雑になるケースもあるので、自分での手続きが難しい場合は、代行サービスの利用も検討しましょう。
商用ビザの取得サポートは、カンボジア現地の強力なネットワークが強みのリアグローバルがおすすめです。
ビザ取得に関するお困りごとやカンボジア進出を検討されている方は、リアグローバルの無料相談に問い合わせてみるのがおすすめです。ぜひお気軽にご相談ください。